世界の半導体用シリコンウエハー出荷面積が四半期ベースで増加し、2017年第3四半期(7〜9月)も過去最高記録を更新した。
SEMIは2017年11月、2017年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積が、前四半期(2017年4〜6月)と比べ0.7%増加したと発表した。前年同期(2016年7〜9月)比では9.8%増と2ケタに近い伸びとなった。
半導体用シリコンウエハーの出荷面積は、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)による分析結果に基づき、SEMIがその動向を発表している。発表によると、太陽電池用を除くシリコンウエハーの出荷面積は、2017年第3四半期に29億9700万平方インチとなった。2017年第2四半期の出荷実績は29億7800万平方インチであった。連続して四半期としての出荷面積は記録を更新している。
SEMI SMGのリー・チョンウェイ(李崇偉)氏は、「シリコンウエハーの世界出荷面積は、6四半期連続して過去最高記録を更新した。シリコン需要は堅調に推移するが、価格は前回の水準をかなり下回っている」とコメントした。
SEMI SMGが調査対象としている製品は、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハー、エピウエハーを含むポリッシュドウエハーとノンポリッシュドウエハーで、これらの出荷面積を集計した。
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