世界の半導体用シリコンウエハー出荷面積は、2017年も過去最高を連続更新した。
SEMIは2018年2月、2017年の世界シリコンウエハー出荷面積が前年に比べて10%増加し、過去最高を連続更新したと発表した。同販売額も前年比21%の増加となった。
半導体用シリコンウエハーの出荷面積は、SEMI Silicon Manufactures Group(SMG)による分析結果に基づいて、SEMIがその動向を発表している。これによると、太陽電池用を除く2017年の世界シリコンウエハーの出荷面積は、118億1000平方インチとなった。近年では2014年に2010年の実績を超え、それ以降は連続して過去最高を記録している。
2017年の世界シリコンウエハー販売額は87億1000万米ドルとなった。2016年の販売額72億1000万米ドルに比べて大きく伸びた。ただ、2007年には121億米ドルの販売額を記録したこともある。
SEMI SMGの会長を務めるNeil Weaver氏は、「半導体用シリコンウエハーの年間出荷面積は、4年連続で過去最高を記録した。販売額も前年に比べて増加はしているが、10年前に記録した過去最高水準をずっと下回っている」とコメントした。
発表された数値は、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハー、エピウエハーを含むポリッシュドウエハーとノンポリッシュドウエハーを集計したものである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.