岩崎通信機は、電流センサー部の使用温度を最大150℃まで高めたロゴスキーコイル電流プローブ「SS-280A-Hシリーズ」7モデルを発売した。
岩崎通信機は2018年12月、電流センサー部の使用温度を最大150℃まで高めたロゴスキーコイル電流プローブ「SS-280A-Hシリーズ」7モデルを発売した。EV(電気自動車)用電源やインバーターモジュールなどの電流測定に向ける。
ロゴスキーコイル電流プローブは、被測定回路の電流測定に不可欠なツールで、電流センサー部のコイル線径やコイル長を選択することができる。同社は、2012年よりロゴスキーコイル電流プローブ「SS-280シリーズ」を販売してきた。今回新たに7モデルを追加したことで、合計46モデルのラインアップとなった。
新製品の150℃高温モデル(SS-280A-Hシリーズ)は、電流センサー部の耐熱性能を高め、使用温度範囲を−40〜150℃に拡大した。測定ピーク電流は30A、60A、120A、300A、600A、1200Aおよび、3000Aに対応する7種類を用意した。価格(税別)は各26万円。
同社は既に、電圧プローブで使用温度範囲が−55〜155℃の耐熱モデル「PHT312-RO」を販売している。SS-280A-Hシリーズを追加したことで、幅広い温度環境における電圧および、電流測定を可能とした。
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