VU19Pは、350億個のトランジスタを搭載。最大1.5Tbps(ビット/秒)のDDR4メモリ帯域幅と2000以上のユーザーI/Oを備え、80個のトランシーバーは最大4.5Tbpsの帯域幅をサポートする。Xilinxの設計ツール「Vivado Design Suite」を使用することでデザインフローの協調最適化が可能だという。これにより、SoC(System on Chip)のプロトタイピングやエミュレーションが可能になり、機械学習などのAI(人工知能)や動画処理、センサーフュージョン向けの複雑なアルゴリズムの開発も行えるようになるとする。
VU19Pは、2020年秋に量産出荷を開始する予定だ。
「Virtex UltraScale+ VU19P」 画像:Xilinx(クリックで拡大)
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