ソシオネクストは、Foxconn Technology Groupおよび、Network Optixと共同で「エッジAIソリューション」を開発した。
ソシオネクストは2020年1月、Foxconn Technology Groupおよび、Network Optixと共同で、「エッジAIソリューション」を開発したと発表した。工場や商業施設などにおいて、複数のIPカメラで撮影した入力映像を高速処理し、物体や人物などをリアルタイムに認識することが可能となる。
ソシオネクストとFoxconnが共同開発したエッジAIサーバ「BOXiedge」は、小型でファンレス構造となっており、さまざまな用途で活用することができる。BOXiedgeには、Arm Cortex A53を24コア搭載したプロセッサSoCや、AIアクセラレーターカードが実装されており、処理能力は20TOPS(Tera Operations Per Second)を超えるという。筐体の外形寸法は200×200mm(1U)で、消費電力は30W(代表値)と少ない。
また、「Caffe」や「TensorFlow」といった主要なAI開発フレームワークをサポートしている。このため、新たな知識を習得する負荷も軽減できる。Network Optix製のビデオ管理ソフトウェア「Nx Witness VMS(Video Management Software)」もプリインストールされている。このため、「Nx Meta Video Development Platform」上に構築された「Powered-by-Nx」製品群とシームレスに連携させることができ、映像の分析や情報付加によるデータ価値の向上を容易に実現できるという。
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