オンセミ、GTATとSiC素材の供給契約で合意 : 5年間で総額5000万米ドル相当
GT Advanced Technologies(GTAT)は、5年間で総額5000万米ドル相当のSiC(炭化ケイ素)素材を供給する契約をOn Semiconductorと結んだ。
GT Advanced Technologies(GTAT)は2020年3月、On Semiconductor(以下、オンセミ)に対し、5年間で総額5000万米ドル相当のSiC(炭化ケイ素)素材を供給する契約を結んだと発表した。
GTATは、パワーデバイス用ワイドギャップ半導体として注目されているSiCやサファイア材料を生産している。今回の合意に基づきGTATは、SiC素材「CrystX」を生産し、オンセミに供給する。
オンセミは、GTATから調達した150mm SiC結晶を用いて、SiCウエハーを製造する。オンセミは、ウエハーの量産で40年の経験を持つ。SiCウエハーについてもGTATと連携しながら世界トップクラスの供給力を維持していくという。
SiCパワー半導体は、電気自動車やハイブリッド車、太陽光発電/蓄電などの用途で需要が拡大している。オンセミでグローバルサプライチェーン担当のシニアバイスプレジデントを務めるBrent Wilson氏は、「GTATと提携し、SiCワイドバンドギャップ半導体材料技術をさらに発展させ、市場が急拡大するこの分野でリーダーシップを強化していく」とコメントしている。
300mm工場も取得、広範製品群で車載中心に拡大へ
省エネ化/低炭素社会のキーデバイスとして、近年注目を集めるパワー半導体。次世代素材の開発など競争が激化する中、主要メーカーはいかに戦っていくのか。今回は、企業/事業買収を積極的に進め急速に規模を拡大してきたOn Semiconductor(オン・セミコンダクター/以下、オンセミ)のパワー・ソリューションズ・グループ(PSG)ジャパンサイトマネジャー、夏目正氏に話を聞いた。
RAWとYUVを1台で同時出力するイメージセンサーSoC
On Semiconductorは、「オートモーティブワールド2020」(2020年1月15〜17日/東京ビッグサイト)に出展。RAWデータとYUVデータを同時に出力することでセンシングとビューイングの2用途に1台で対応するイメージセンサーSoC(System on Chip)「AS0149AT」などを公開した。
オンセミ、最新技術で産業用イメージセンサー拡大
On Semiconductor(オン・セミコンダクター/以下、オンセミ)は2019年12月5日、東京都内で記者説明会を実施。同社のインテリジェントセンシング・グループ インダストリアルソリューション部門 バイスプレジデント兼ジェネラルマネジャーを務めるHerb Erhardt氏が、産業向けCMOSイメージセンサー戦略について説明した。
オンセミ、クラウド利用の開発基盤を国内初公開
オン・セミコンダクターは、「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」で、デバイスの評価時間を短縮できるクラウドベースの開発プラットフォーム「Strata Developer Studio」のデモを、日本で初公開した。
ロームとST、SiCウエハー供給で合意
ロームとSTMicroelectronics(以下、ST)は2020年1月15日、ローム傘下のSiCrystalがSTに対して数年にわたり、SiC(炭化ケイ素)ウエハーを供給する契約に合意したと発表した。
STマイクロ、SiCウエハーメーカーNorstelの買収を完了
STMicroelectronicsは2019年12月2日(スイス時間)付で、スウェーデンに本社を置くSiC(炭化ケイ素)ウエハーメーカーであるNorstelの買収が完了したと発表した。買収総額は1億3750万米ドル。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.