この予測は同社が発行する調査レポート「The McClean Report―A Complete Analysis and Forecast of the Integrated Circuit Industry(MR20)」の2020年4月更新版に示された仮定を利用して算出したものだ。
IC Insightsによると、2013〜2018年の世界IC出荷数は、2013年に前年比8%増、2014年に同9%増、2015年には同5%増、2016年には同7%増、2017年には同15%増、2018年には同10%増と成長を続けていた。2019年に同6%減となったのは「歴史上で5回目の減少だった」という。そして今回、IC Insightsは2020年も世界IC出荷数が同3%減少すると予測。「この予測が実現すると、世界IC出荷数が2年連続で減少する史上初めての事態となる」と説明している。
IC Insights、2018年の国/地域別IC市場世界シェア発表
米国の市場調査会社IC Insightsは、2019年6月18日(米国時間)、2018年の世界のIC市場シェア調査結果を発表した。IC企業の本社所在地/地域別にまとめたもので、トップの米国がシェア52%と全体の過半数以上を占める結果となった。2位は韓国の27%で、2017年から3ポイント上昇。日本は2位から大きく離された7%で3位。4位は欧州と台湾でともに6%、その後は中国の3%となっている。