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» 2020年11月10日 09時30分 公開

HDD大手Seagateの四半期売上高は前年同期比で2桁の減少福田昭のストレージ通信(170)(2/2 ページ)

[福田昭,EE Times Japan]
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HDDとSSDはともに前期比で売り上げが減少

 Seagateの製品別売り上げは、「HDD製品」と「その他(エンタープライズ・ソリューションやSSD製品など)の製品」に分けられる。売り上げのほとんどを占めるのは、HDD製品である。

 2021会計年度第1四半期(2020年7月〜9月期)の「HDD製品」の売り上げは前四半期比(前期比)7.9%減、前年同期比10.6%減の21億3700万米ドルとなった。前期比は2四半期連続でマイナスである。前年同期比は3四半期ぶりに減少に転じた。

 2021会計年度第1四半期(2020年7月〜9月期)の「その他(エンタープライズ・ソリューションやSSD製品など)の製品」の売り上げは1億7700万米ドルだった。前四半期比(前期比)では9.2%減、前年同期比では5.85%減である。

四半期業績の推移(2020会計年度第1四半期〜2021会計年度第1四半期)。出典:Seagate Technology(クリックで拡大)

平均容量はマスキャパシティ品が減少、レガシー品が増加

 Seagateは、HDDの総出荷記憶容量と1台当たりの記憶容量(平均記憶容量)を製品分野別に公表してきた。製品分野は「大容量品(マスキャパシティ品)」と「既存品(レガシー品)」に分けている。マスキャパシティ品には、ニアラインHDD、画像データ格納用HDD、NAS(Network Attached Storage)などが含まれる。レガシー品にはミッションクリチカルHDD、デスクトップPC用HDD、ノートPC用HDD、デジタルビデオ録画用HDD、ゲームコンソール用HDDなどが含まれる。

応用分野別HDD製品の総出荷記憶容量と1台当たりの平均記憶容量、売り上げ比率の推移(2020会計年度第1四半期〜2021会計年度第1四半期)。出典:Seagate Technology(クリックで拡大)

 マスキャパシティ品は総出荷記憶容量と平均記憶容量のいずれも非常に大きい。2021会計年度第1四半期(2020年7月〜9月期)の総出荷記憶容量は86.6EB(エクサバイト)である。前の四半期に比べると4.3%減少した。マスキャパシティ品の平均記憶容量は8.2TB(テラバイト)である。前の四半期に比べて1.0TB縮小した。最近の平均記憶容量は漸増傾向にあったので、縮小はかなり珍しい。

 マスキャパシティ品の大半を占めるのはニアラインHDDである。ニアラインHDDの総出荷記憶容量は64.3EBで前の四半期に比べて19.1%減と大きく低下した。マスキャパシティ品全体にニアラインが占める比率は74.2%である。前の四半期に比べて13.6ポイント減と大きく下降した。

 レガシー品の総出荷記憶容量は2021会計年度第1四半期(2020年7月〜9月期)に27.8EBだった。前の四半期に比べて5.3%増加した。平均記憶容量は1.8TBで前の四半期に比べて0.2TB拡大した。

 HDD全体の総出荷記憶容量は114.4EBである。前の四半期に比べると2.2%減少した。2四半期連続の減少である。HDD全体の平均記憶容量は4.4TBだった。前の四半期に比べて0.1TB低下した。

 Seagate全体の売上高に占めるマスキャパシティHDDの割合は58%で、前の四半期と変わらない。レガシーHDDの割合は34%で、こちらも前の四半期と同じだった。

次回に続く

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