第三者認証試験、品質検証、コンサルティングを提供するアリオンは2021年1月14日、同社グループ本社の台湾Allion Labsが、Wi-Fi Allianceから「世界初」(アリオン)のWi-Fi 6E認証試験機関として認定を受けたと発表した。これにより、Wi-Fi 6E関連の認証プログラムとコンサルティングの提供を開始する。
第三者認証試験、品質検証、コンサルティングを提供するアリオンは2021年1月14日、同社グループ本社の台湾Allion Labsが、Wi-Fi Allianceから「世界初」(アリオン)のWi-Fi 6E認証試験機関として認定を受けたと発表した。これにより、Wi-Fi 6E関連の認証プログラムとコンサルティングの提供を開始する。
Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi Allianceが2020年1月7日に発表したWi-Fi規格。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)までで展開されている2.4GHz帯、5GHz帯に加え、6GHz帯を使えることが最大の特長だ。6GHz帯が追加されることで、80MHz幅なら14個、160MHz幅であれば7個の通信チャンネルを利用できるようになり、通信の混雑を解消し、高速化を実現できる。
アリオンでは、Wi-Fi 6EデバイスとWi-Fi 6の相互運用性を確保していて、Wi-Fi 6Eに対応した機器が、Wi-Fi Allianceが定める仕様に準拠しているかどうか試験を実施する。
という3つのWi-Fi 6E認証プログラムを用意している。
なお、Wi-Fi 6E認証試験を実施する前に、「Wi-Fi CERTIFIED 6」「Wi-Fi CERTIFIED n/Wi-Fi CERTIFIED ac」「Wi-Fi CERTIFIED WPA3」「Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband」「Wi-Fi CERTIFIED Protected Management Frames」「Wi-Fi Enhanced Open(暗号化されない製品の場合)」の各試験項目を実施する必要がある。
30Gbpsの通信速度、「Wi-Fi 7」の実用化は2024年か
「Wi-Fi 6」用の6GHz帯開放に向け規則案、米FCC
5Gは屋内通信が課題に、各社が製品開発を急ぐ
5Gは確かに高速だが「いまだに4Gにつながる方が多い」
SamsungとIntel、5G SAコア性能で305Gbpsを達成
総務省、「6G」見据え戦略センターを年内にも設置Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング