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» 2021年06月01日 09時30分 公開

Nordic、同社初のパワーマネジメントICを発売nRF52/nRF53シリーズ向け

Nordic Semiconductorは、パワーマネジメントIC(PMIC)「nPM1100」を発表した。同社の無線通信向けSoC「nRF52/nRF53シリーズ」などに対して、安定した電源を供給できるという。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

約2×2mmサイズのWLCSPで供給

 Nordic Semiconductorは2021年5月、パワーマネジメントIC(PMIC)「nPM1100」を発表した。同社の無線通信向けSoC「nRF52/nRF53シリーズ」などに対して、安定した電源を供給できるという。

 新製品は、同社にとって初となるPMIC製品である。最大20Vの過電圧保護機能を備えたUSB互換の入力レギュレーターや、400mAバッテリーチャージャー、最大150mAの電流を供給するDC-DC降圧型電圧レギュレーターなどを集積した。

 パッケージは外形寸法が2.075×2.075mmのWLCSPを採用している。実装基板上で電源回路部分が占める面積は、周辺部品を含め23〜27mm2程度だという。このため実装面積に制限のある用途などに適している。動作温度範囲は−40〜85℃。

 nPM1100は、「シップモード」を備えていることも特長の1つだ。静止電流(IQ)は700nA(代表値)と低いが、シップモードでは470nAとさらに少なくなる。また、シップモードでは電力出力が無効になり、輸送中などのバッテリー消費を最小限に抑えることができるという。

 内蔵した入力レギュレーターは、USB入力(4.1〜6.6V)またはバッテリー入力(2.3〜4.35V)から、3.0〜5.5Vの未調整電圧を最大500mAで供給することができる。また、リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池に充電する時に、充電電流を20〜400mAから選択できる。終端電圧も4.1Vと4.2Vを選ぶことができる。充電器には、バッテリー温度保護機能が搭載されており、充電モードでは自動トリクル、定電流、定電圧の3つから自動的に選択される。さらに放電電流制限機能も備えているという。

 DC-DC降圧型電圧レギュレーターの効率は、100μA未満の負荷電流まで90%以上と高い。出力電圧は1.8/2.0/2.7/3.0Vから選択することができる。ソフトスタートアップ機能や、ヒステリシスモードとパルス幅変調(PWM)モードを自動的に移行する機能なども搭載している。強制PWMモードにも対応した。

 同社は、「nPM1100評価キット」も用意した。カスタムのハードウェアを作成しなくても、既存のアプリケーションでnPM1100の機能を比較的容易に評価することが可能になった。評価キットへの電力供給は、内蔵したマイクロUSBポート経由の他、外部DC電源やバッテリー電力などからも可能である。

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