EE Times Japan、EDN Japan、MONOistのアイティメディア製造業向け3媒体は「第2回 半導体・電子部品の供給状況に関するアンケート」を実施した。調査期間は2021年7月29日〜8月16日で、有効回答数は327件。
EE Times Japan、EDN Japan、MONOistのアイティメディア製造業向け3媒体は「第2回 半導体・電子部品の供給状況に関するアンケート」を実施した。調査期間は2021年7月29日〜8月16日で、有効回答数は327件。なお、第1回は2021年2月17日〜3月16日で、有効回答数は201件だった(関連記事:「半導体/部品の供給不足で「値上げ」問題が浮き彫りに」)。
「半導体・電子部品の供給状況に関するアンケート」は、アイティメディアのモノづくり関連メディアが発行するメールマガジン「モノづくり総合版」「日刊MONOist」「メカ設計」「製造マネジメント」「電子機器設計/組み込み開発」「オートモーティブ」「FA」「医療機器」を通じて実施した。実施期間は2021年7月29日〜8月16日で、製造業のモノづくり技術者を中心に327件の有効回答を得た。
回答者の主な職種は、「研究・開発」が25.1%、「営業・販売」が22.9%、「設計・解析」が20.2%、「資材・購買」が8.6%となっている。
従業員規模は「5000人以上」が18.3%、「1000人以上5000人未満」が22.0%、「100人以上1000人未満」が34.6%、100人未満が25.1%だった。
回答者の業務は、「最終製品を扱う企業に納入している」が39.9%、「一般消費者に販売する最終製品を扱う」が28.0%、「半導体・電子部品メーカー」が17.3%だった。
業務において、半導体や電子部品の供給不足を感じているのは、回答者の87.4%。不足していると感じる部品は「マイコン」が57.5%とトップで、「コネクター、スイッチなどの機構部品」が48.7%、「アナログIC」が48.3%と続く。前回の調査と大きく異なるのは、機構部品の不足感だ。第1回の調査で「コネクター、スイッチなどの機構部品」と回答したのは8.1%だった。
その他、小信号ダイオードなどのディスクリート半導体や光半導体、水晶振動子、多層プリント基板、フェライトコア/モーター、パッケージ部材、封止剤などの後工程素材が挙げられた。
さらに、樹脂/ナイロン不足の影響について尋ねたところ、「非常に大きい」と「ある程度大きい」が合わせて58.6%と、かなり影響があることも分かった。調査結果では、ナイロン以外の樹脂や素材/材料の内訳にも言及している。
不足に悩む用途分野は、産業用機器が突出して高い一方で、自動車関連については前回の調査よりもやや落ち着いていることが読み取れた。
今回は、調達コストの増加と納期の遅れについても調査した。その結果、物によっては15%以上のコスト増加があることや、1年以上の大幅な納期の遅れがあることが明らかになった。
部品の調達や供給面での課題や悩みについては、以下のような回答が得られた。
その他、調査結果では、供給不足の解消のメドや調達難への対策についてもまとめている。
調査結果の詳細は、TechFactory ホワイトペーパー ダウンロードセンターで無料ダウンロードできる。
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