この記事は、2021年11月29日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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乱暴なタイトルで申し訳ありません。ここのところずっと、(主に政府が)盛り上がっている半導体産業の強化/支援策についていろいろと考えを巡らせているのですが、いつも最後は「やはり人材では」という思いに帰結します。
- 東芝の3社分割は「半導体/HDD事業の分社独立」
東芝の半導体/HDD事業の分離は「事業に応じた投資判断、経営判断を迅速にするため」でした。
- 「半導体不足」は本当か? クルマ大減産の怪
筆者は4月21日に、『半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車』を寄稿し、その記事の中で、なぜ車載半導体不足が生じたかを分析した。しかしどうも、現在起きている現象は、それとは異なるように感じる。そこで本稿では、再度、クルマがつくれない原因を半導体の視点から考察する。
- 2022年3月期上期 国内半導体商社 業績まとめ
半導体や電子部品、電子機器などを扱う主要な国内半導体/エレクトロニクス商社(集計対象:21社)の2022年3月期(2021年度)上期(2021年4〜9月)業績は、世界的な設備投資需要の回復やデジタル関連需要の強さを背景とした半導体の需要増などの影響から、19社が前年同期売上高を上回った。また、21社中18社が増収増益だった。【訂正あり】
- 半導体不足、2022年クリスマスも「完全には解決しない」Arm CEO
ArmのCEO(最高経営責任者)を務めるSimon Segars氏は、ポルトガル リスボンで2021年11月1〜4日に開催された「Web Summit 2021」において、世界的な半導体不足について語り、注目を集めた。同氏は、半導体業界の健全性については楽観視しながらも、現在の危機的な状況を解決するまでにはまだ時間がかかる見込みだとしている。
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