さらに、エフェクト処理を高速化することで「これまでは、(テスト対象の)レーダーモジュールから4〜5m離れたオブジェクトしか模擬できなかったが、新製品では1.5mという至近距離のオブジェクトも再現できるようになった」という。
レーダーシーンエミュレーターのサイズは、おおよそ幅2m、奥行き1.5m、高さ1.5m。市販のADAS、自動運転アルゴリズム開発用各種シミュレーションソフトウェアと連携可能で「シミュレーションソフト次第ではあるがリアルタイムでエミュレートできる」(高野氏)としている。
価格はインテグレーション費用などを除いたエミュレーター単体で5000万円からを予定。2022年2月から受注を開始し、2022年8月からの出荷を予定している。
米国ラスベガスで2022年1月に開催される展示会「CES 2022」でモックアップ展示を行う他、「日本でも試してもらえる環境を整えたい」(高野氏)とし、名古屋市のオートモーティブカスタマーセンターや東京都八王子市の日本法人本社で実機の展示を行う予定だとしている。
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