SCREENファインテック、燃料電池MEAを事業化:三菱商事RtMが国内外で販売
SCREENファインテックソリューションズは、三菱商事RtMジャパンと提携し、燃料電池の重要部材である膜電極接合体「MEA(Membrane Electrode Assembly)」の量産事業を始めた。
SCREENファインテックソリューションズは2022年4月、三菱商事RtMジャパンと提携し、燃料電池の重要部材である膜電極接合体「MEA(Membrane Electrode Assembly)」の量産事業を始めたと発表した。
燃料電池MEAは、イオン交換膜や触媒層、ガス拡散層で構成されており、固体高分子型燃料電池の耐久性と性能を左右する重要な部材である。燃料電池自動車(FCV)の普及などにより、燃料電池市場は2030年に5兆円規模と予想されている。このうち、燃料電池MEAの市場規模は約7000億円を占める見通し。
SCREENファインテックソリューションズは、燃料電池MEAの量産技術について、2013年より開発を始め、電解質膜に電極触媒を直接塗工、乾燥させる技術を開発した。これらの技術を活用し、貼り合わせや搬送、検査技術などの製造ノウハウを持つ事業子会社「SCREENラミナテック(LMT)」で量産を行うことにした。国内外市場での製品販売は三菱商事RtMが担当する。
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筑波大学と東京工業大学、広島工業大学の研究グループは、特殊なセラミックス材料に光照射し、室温環境で酸化物イオンを瞬時に移動させ、それを直接観測することに成功した。研究成果は、光を用いた燃料電池や二次電池などの開発に、新たな展開をもたらすと期待されている。
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