エプソン、車載用途向け水晶発振器をサンプル出荷:高い精度で低ジッタ特性を実現
セイコーエプソンは、車載用途に向けたCMOS出力の水晶発振器「SG-8201CJA」を開発、サンプル品の出荷を始めた。LiDARやADAS用ECUなどの用途に向ける。
セイコーエプソンは2022年5月、車載用途に向けたCMOS出力の水晶発振器「SG-8201CJA」を開発、サンプル品の出荷を始めた。LiDARやADAS用ECUなどの用途に向ける。
SG-8201CJAの外観 出所:エプソン
SG-8201CJAは、出力周波数範囲が1.2M〜170MHzで、高い精度と低ジッタ特性を実現した。従来品(SG-8101CGA)に比べると周波数許容偏差は2分の1、位相ジッタは約25分の1以下である。パッケージの外形寸法は2.0×1.6×0.6mm(代表値)で、面積比だと64%、体積比では55%という小型化を実現した。
電源電圧は1.62〜3.63V、動作温度範囲は−40〜125℃で、車載用電子部品の信頼性規格「AEC-Q100」に準拠している。
また、産業・民生用途に向けた水晶発振器「SG-8200CJ/SG-8201CJ」も、同時にサンプル出荷を始めた。
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