NXP、Matter対応開発プラットフォームを発表 : Matter対応機器の開発を簡素化
NXP Semiconductorsは、「Matter」規格に対応するIoT(モノのインターネット)機器の開発を迅速に行うことができる「開発プラットフォーム」を発表した。
NXP Semiconductors(以下、NXP)は2022年10月、「Matter」規格に対応するIoT(モノのインターネット)機器の開発を迅速に行うことができる「開発プラットフォーム」を発表した。
Matter規格に対応するIoT機器のイメージ図 出所:NXP
MatterはConnectivity Standards Alliance(CSA)によって策定されたスマートホームの標準規格である。Matter規格に対応したIoT機器同士であれば、メーカーが異なる場合などでも簡単かつ安全に接続して利用することができる。
NXPが出荷を始めたMatter対応開発プラットフォームは、ダウンロード可能な「ソフトウェア」や「導入ガイド」「アプリケーションノート」「回路図」「トレーニング動画」および、「コネクティビティサポートコミュニティー」と、既存の評価ボードやツールを活用して、IoT機器の開発を行うことができるという。
開発プラットフォームには、専用のセキュアエレメント「EdgeLock SE05x」とセキュアオーセンティケータ「EdgeLock A5000」が付いている。これらをサポートすることで、「Matterデバイス認証」や「証明書プロビジョニング」など、フルターンキーのMatterセキュリティを提供する。このセキュリティコンポーネントは、I2 Cインタフェースを介して、さまざまなプロセッサに接続することができる。
NXPは、AppleやAmazon、Google、SmartThingsと協力。これらの企業が提供するシステム/サービスと、NXPの顧客が連携できるよう、「Matter早期アクセス・プログラム」に参加しているという。
スマートホーム規格「Matter」が始動、バージョン1.0が登場
標準化団体「CSA(Connectivity Standards Alliance、旧ZigBee Alliance)」が2022年10月4日(米国時間)、「Matter 1.0」規格をリリースし、Matter認証プログラムが始動した。CSAはこれにより、主にスマートホームにおけるIoT(モノのインターネット)コネクテッドデバイス間の相互運用性向上を目指していく。
NXP、5G向けのRX FEMとプリドライバーを発表
NXP Semiconductorsは、5G(第5世代移動通信)ネットワークのカバレッジ拡大と性能改善に向けたRXフロントエンドモジュール(FEM)「BTS7202」とプリドライバー「BTS6403/6305」を発表した。
複数機能の統合を実現する車載リアルタイムプロセッサ
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NXP、車載用プロセッサ「S32Z/S32E」を発表
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