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» 2022年11月24日 09時30分 公開

インフィニオン、産業用途向け新型MCUを発表XMC7000ファミリー

インフィニオン テクノロジーズは2022年11月、産業機器やロボット、EV充電装置などに向けたマイクロコントローラ(MCU)「XMC7000」シリーズを発表した。

[馬本隆綱EE Times Japan]

「Arm Cortex-M7」と「Arm Cortex-M0+」を内蔵

 インフィニオン テクノロジーズは2022年11月、産業機器やロボット、EV充電装置などに向けたマイクロコントローラ(MCU)「XMC7000」シリーズを発表した。

XMC7200の外観 出所:インフィニオン

 XMC7000シリーズとして今回は、「XMC7200」と「XMC7100」を用意した。両方ともシングルコアあるいはデュアルコア構成の「Arm Cortex-M7」と、動作周波数が最大100MHzの「Arm Cortex-M0+」を搭載している。また、最大8/10チャネルの「CAN FD」や「イーサネット/Gb イーサネット」といったインタフェース、モーター制御に向けた「TCPWM(タイマー/カウンター/パルス幅変調器)」などの機能も内蔵した。

 XMC7200とXMC7100の大きな違いは、Cortex-M7の動作周波数やメモリ容量である。XMC7200は、動作周波数が最大350MHzで、最大8Mバイトのフラッシュメモリ、最大1MバイトのSRAMなどを集積している。これに対しXMC7100は、動作周波数が最大250MHzで、フラッシュメモリが最大4Mバイト、SRAMが最大768kバイトである。

左がXMC7200、右がXMC7100の機能ブロック図と主な概要[クリックで拡大] 出所:インフィニオン

 XMC7000シリーズは、モーター制御やネットワーク処理を高速に行うCortex-M7と、暗号処理用のCortex-M0+を搭載。これによって、Cortex-M7の動作を止めることなく、常に高いセキュリティを実現することができるという。最大8μAという低消費電力モードもサポートしている。動作電圧は2.7〜5.5V、動作温度範囲は−40〜125℃である。

 パッケージは、XMC7200が176端子QFPまたは272端子BGA、XMC7100は100/144/176端子QFPまたは272端子BGAで、それぞれ供給する。

XMC7000シリーズの応用例と主な機能。左が産業用ドライブ向け、右がEV充電装置向け[クリックで拡大] 出所:インフィニオン
XMC7000シリーズの応用例と主な機能。左がEモビリティ向け、右がPLC向け[クリックで拡大] 出所:インフィニオン

 XMC7000シリーズの受注開始にあわせ、XMC7200を搭載した評価キットも用意した。オンボードデバッガとDC電源を準備すれば、速やかに利用することができる。なお、XMC7000シリーズは、同社が提供する開発プラットフォーム「ModusToolbox 3.0」に対応している。

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