メディア

新規格「COM Express 3.1」準拠のCOMを発表、congatec第12世代Coreプロセッサ搭載の10製品

congatecは2022年11月29日(ドイツ時間)、COM(コンピュータ・オン・モジュール)の新規格「COM Express 3.1」に準拠した、インテルの「第12世代Core」プロセッサ搭載COMを発表した。

» 2022年12月19日 09時30分 公開
[半田翔希EE Times Japan]

 congatecは2022年11月29日(ドイツ時間)、COM(コンピュータ・オン・モジュール)の新規格「COM Express 3.1」に準拠した、インテルの「第12世代Core」プロセッサ搭載COMを発表した。

 「COM Express 3.1」準拠のコンピュータ・オン・モジュール 「COM Express 3.1」準拠のコンピュータ・オン・モジュール[クリックで拡大] 出所:コンガテック

16Gbps対応のCOM Expressコネクター実装

 今回発表した新製品は全10種類。モジュールは16Gビット/秒(bps)対応のCOM Expressコネクターを実装しており、PCI Express 4.0(PCIe 4)やUSB3.2などの高速インタフェースにも対応している。既存COM Express Type 6 モジュールファミリーのグレードアップとして最大14コア/20スレッドを提供するもので、同社は「正式に承認された規格に準拠したうえでパフォーマンスを向上できる」としている。

 なお、COM Express 3.1規格ではPCIe 4.0に加え、以前は非対応だったUSB4やMIPI-CSIコネクター、SATA Gen3のシグナルインテグリティや損失バジェット情報、SoundWire サポートなど、高度な機能を使用できるという。また、前世代のCOM Express 3.0モジュールやキャリアボードと下位互換性があり、「以前の設計であっても最新のプロセッサを搭載することが可能だ」(同社)としている。

 congatecのプロダクトマーケティングディレクターであるChristian Eder氏はリリースで、「COM Express 3.1のリリースは、18年近く市場で採用され続けているCOM Express規格が今後も価値を提供し続けるための大きな一歩だ」と述べている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.