2022年の半導体用シリコンウエハー出荷面積は、2021年に比べ3.9%増の147億1300万平方インチ、販売額は9.5%増の138億米ドルになった。いずれも過去最高を更新した。
SEMIは2023年2月7日(米国時間)、2022年の半導体用シリコンウエハー出荷面積が前年に比べ3.9%増の147億1300万平方インチ、販売額は9.5%増の138億米ドルとなり、いずれも過去最高を更新したと発表した。
このデータは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウエハー業界の分析結果を基にしたもので、ウエハーメーカーよりエンドユーザーに出荷された、バージンテストウエハー、エピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーと、ノンポリッシュドウエハーを集計した。
2022年は5G(第5世代移動通信)システムを始め、車載システムや産業機器、IoT機器といった分野で半導体デバイスの需要が拡大し、200mmウエハーと300mmウエハーの両方で消費量が増加したという。
SEMI SMG会長でOkmeticの最高商務責任者(CCO)を務めるAnna-Riikka Vuorikari-Antikainen氏は、「世界的にマクロ経済の懸念が深まっているなかで、シリコンウエハー産業は前進を続けている。シリコン出荷面積は過去10年のうち9年で増加した。これは半導体という重要産業における、シリコンの中心的役割を示すものである」とコメントした。
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