この記事は、2023年11月9日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
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皆さまは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気をご存じでしょうか。
ALSとは、運動をつかさどる神経が障害を受け、徐々に全身の筋肉が動かなくなっていく難病です。ALSの進行によって運動障害の他、コミュニケーション障害や嚥下(えんげ)障害、呼吸障害を引き起こし、最終的には、延命のために人工呼吸器の装着が不可欠になります。有効な治療法は確立されておらず、発症後の平均余命は、個人差が大きいものの、3〜5年といわれています。患者数は世界で約40万人、日本国内では約1万人います。
先日、Dentsu Lab Tokyo(以下、DLT)、NTT、WITH ALSが開始した取り組み「Project Humanity」の取材に行ってきました。筋肉を動かそうとする際に脳から発信される電気信号「筋電」を使って、デジタル世界のアバターを操作するというものです。
- 愛に飢える筆者が、自分で自分を抱きしめてきた
最後に「ハグ」をしたのはいつだろうか。子供の頃は多かったハグの機会も、年を重ねるに連れて減っていると思う。Dentsu Lab Tokyoが開催した、自分で自分を抱きしめる「Hugtics」の体験会に筆者も参加してきた。
- ローカル5Gと通信品質制御で遠隔カフェ接客の操作感を向上
NTTは2023年1月17日、同社が開発した通信品質制御技術とNTT東日本が提供するローカル5Gを組み合わせることで、遠隔地の操作者が通信遅延によるタイムラグを感じない自然な遠隔ロボット操作を実現したと発表した。
- 瞳孔インタフェースの新方式で簡易BMIの実現へ、鳥取大
鳥取大学工学部 制御・ロボティクス研究室は2023年1月6日、対光反射減少を利用した意思疎通システムにおいて、左右の目に異なる刺激を投影することで一度に提示可能な刺激パターンを増加させる新方式を提案したと発表した。
- 睡眠改善用ウェアラブル機器が続々登場
「ウェアラブル EXPO」(2023年1月25日〜27日、東京ビッグサイト)では、脳波やいびきを自宅で計測できる睡眠改善用のウェアラブルデバイスが多数展示された。
- IOWNで、120kmの遠隔でも”普段通り”の手術を実現
NTTは2022年11月15日、遠隔手術の実現に向け、国産の手術支援ロボット「hinotori サージカルロボットシステム」(以下、hinotori)を提供するメディカロイドと共同実証を開始したと発表した。NTTの「IOWN オールフォトニクス・ネットワーク」(以下、APN)と接続し、低遅延でゆらぎの少ない通信を活用することで、医師不足が深刻化する地方でも専門医の手術を受けられる環境作りを目指す。実証環境は2022年11月16〜18日に開催される「NTT R&D フォーラム ―Road to IOWN 2022」で展示された。
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