「顔で操作」する車載向け非接触UIを展示、日清紡マイクロデバイス:オートモーティブワールド2024(2/2 ページ)
ブースでは他にも、開発中の超音波センサーIC「NA2206」と通信用マスターIC「NA9900」を用いた自動車の衝突防止デモなどが展示された。
左=超音波センサーIC「NA2206」/右=通信用マスターIC「NA9900」[クリックで拡大]
ミニチュア自動車の前面に測距センサーを取り付けて、壁からどの程度の距離で停止するかをソフトウェア上で設定すると、制動距離はあるもののその通りに動作する。停止する距離は約10〜700cmまでで設定できるという。市場にある同様の製品は「測定できる距離が最大5m程度のものが多い」(ブース担当者)なか、新規開発の信号処理により遠距離測距を実現したという。
超音波センサーIC「NA2206」を用いた自動車の衝突防止デモ
- 券売機に触らず操作、並べて使える非接触センサー
日清紡マイクロデバイスは「SENSOR EXPO JAPAN 2023」で光学式タッチレスセンサー「NJL5830R」を展示した。隣接するセンサー間の干渉による誤動作を防止する機能を備え、券売機など複数のボタンが並ぶ機器のタッチレス操作を可能にする。
- バッテリー式機器にも搭載しやすい3D磁気センサー
インフィニオン テクノロジーズ ジャパンは「SENSOR EXPO JAPAN 2023」(2023年9月13〜15日、東京ビッグサイト)で、3次元(3D)磁気センサーやミリ波レーダーを用いたソリューションを展示した。
- 低ノイズ、高PSRRのLDOリニアレギュレーターIC
日清紡マイクロデバイスは、車載機器向けに低ノイズ、高リップルリジェクション(PSRR)で、ソフトスタート機能を備えたLDOリニアレギュレーターIC「NR1640シリーズ」の販売を始めた。
- リフローはんだ実装可能、車載対応の「半固体電池」
日本ガイシは「オートモーティブワールド2024」にて、「半固体電池」として展開するリチウムイオン二次電池やベリリウム銅合金などの車載向け技術を展示した。
- UFS Version 4.0準拠の車載用フラッシュメモリ
キオクシアは、次世代の車載機器に向け、JEDEC標準仕様「UFS Version 4.0インタフェース」に準拠した組み込み式フラッシュメモリ(UFS製品)を開発、サンプル出荷を始めた。
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