メディア

2023年の半導体材料世界市場、667億米ドルに過去最高の2022年比で8.2%減少

SEMIによれば、2023年の半導体材料世界市場は667億米ドルになった。過去最高額を記録した2022年に比べ8.2%の減少となる。

» 2024年05月13日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

台湾が14年連続で世界最大市場に、中国はプラス成長を維持

 SEMIは2024年5月6日(米国時間)、2023年の半導体材料世界市場が667億米ドルになったと発表した。過去最高額を記録した2022年に比べ8.2%の減少となる。

 2023年の半導体需要は、ユーザーの在庫調整などで軟化。これに伴い、半導体ファブの稼働率も下がって、半導体材料の消費量は減少した。工程別にみると、前工程材料の売上高は415億米ドルで、前年に比べ7.0%減少した。中でもシリコンやフォトレジスト関連材料、ウェットケミカル、CMPの落ち込みが大きかったという。パッケージング材料は、有機基板を中心に10.1%減の252億米ドルとなった。

半導体材料の世界市場推移(単位は10億米ドル) 半導体材料の世界市場推移(単位は10億米ドル)[クリックで拡大] 出所:SEMI

 半導体材料の地域別市場規模は、台湾が前年比4.7%減の192億米ドルとなり、14年連続で世界最大の半導体材料消費地域となった。これに続くのが中国で、同0.9%増の131億米ドルと、唯一プラス成長を維持した。3位は韓国で、前年比18.0%減の106億米ドルとなった。

半導体材料の地域別市場規模(単位は100万米ドル) 半導体材料の地域別市場規模(単位は100万米ドル)[クリックで拡大] 出所:SEMI

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.