2025年第2四半期(4〜6月期)に開始するTSV/RDL受託開発サービスでは、φ20μm、RDL1層、ウエハーサイズは200mmとなる。パートナー企業の生産ラインで製造し、月産20枚の生産能力を見込む。まずはイメージセンサーなどを含め、産業機器をターゲットにする。
2026年第2四半期には、φ10μm/RDL2層で300mmウエハーを適用し、月産300枚を目指す。2027年第2四半期には、φ1μm/RDL4層、300mmウエハーで月産1000枚を実現したいとする。
同サービスの特徴の一つは、量産なしの開発だけでも受託可能という点だ。「他社が提供するTSV/RDL開発、実装サービスは、量産前提でなければ受託しないというものがほとんどだ。当社は、ウエハー1枚、極端なことを言えばチップ1個からでも受託可能だ」(平田氏)
「ここ3年で実施したさまざまな調査の結果、(量産しなくても受託するという)ビジネスモデルにたどりついた。ウエハー1枚、チップ1個でもTSV/RDLの開発と実装ができることで、“次のNVIDIA”を目指す企業の開発加速に貢献できるのではないか」(平田氏)
なお、コネクテックジャパンは「SEMICON Japan 2024」(2024年12月11〜13日、東京ビッグサイト)に出展し、今回発表した新しいサービスを含めた、チップレット受託開発/製造の取り組みを紹介する(東ホール、ブースNo.は2948)
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