「HDMI規格バージョン2.2」登場 帯域幅は96Gbps:高い解像度とリフレッシュレート
HDMI Forumは、「HDMI規格バージョン2.2」を発表した。新規格はより高速な96Gビット/秒(bps)の帯域幅と次世代HDMI固定レートリンクテクノロジーを採用しており、幅広い高解像度とリフレッシュレートを実現できるという。
HDMI Forumは2025年1月、「HDMI規格バージョン2.2」を発表した。より高速な96Gビット/秒の帯域幅と次世代HDMI固定レートリンクテクノロジーを採用しており、幅広い高解像度とリフレッシュレートを実現できるという。2025年上半期初頭より導入が可能である。
HDMI Forumは家庭電化製品やPC、モバイル端末、ケーブル、コンポーネントなどのメーカーで構成される非営利の共益団体。新しいHDMI規格の策定やHDMI対応製品の普及、エコシステムの拡大などに向けた活動を展開している。
HDMI規格バージョン2.2は、より高い解像度とリフレッシュレートに対応した。これにより、没入型・仮想アプリケーションや、大規模デジタルサイネージ、医療用画像処理、マシンビジョンといった用途で最適な音声と映像を実現できるという。
オーディオビデオレシーバーやサウンドバーなどを用いてマルチホップシステムを構成する場合に、音声と映像の同期を改善できる「Latency Indication Protocol(LIP)」も搭載した。また、96Gビット/秒帯域幅に対応し、HDMI 2.2規格に準拠したすべての機能をサポートできる新しい「Ultra96 HDMIケーブル」も提供する。
Ultra96 HDMIケーブルの外観[クリックで拡大] 出所:HDMI Forum
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