InfineonがRISC-Vの採用を決めたのは、ソフトウェア定義型自動車(SDV)への移行を見据えてのことだ。
「Infineonの車載マイコン事業は市場トレンドを追うだけでなく、今後要求される仕様を先取りして実装していく考えだ。コアアーキテクチャは時代によって変化してきたが、次のトレンドはSDVだ。従来のリアルタイム処理だけでは足りず、柔軟性や拡張性、スケーラビリティが重要になってくる。これに対応できるのがRISC-Vだ」(Infineon オートモーティブ事業部 マイクロコントローラープロダクトマーケティングアンドマネジメント シニアディレクター Marco Cassol氏)
なお、RISC-Vコアを採用しても、バスアーキテクチャなどを含めたマイコン全体のシステムアーキテクチャは依然として重要であることから、Infineonはここで他社との差別化を図るという。
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