中国関連のニュースを見るたび、「人が多いってすごい」とつくづく思います。
この記事は、2025年10月2日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
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先日、「炭化ケイ素(SiC)のこれまでの20年、これからの20年」をテーマに、京都大学 工学研究科 教授の木本恒暢先生にインタビュー取材を実施しました。
記事中でも触れていますが、SiCといえば、ここ数年で中国製ウエハーの生産量が大幅に増加し、価格がぐっと下がってきているといいます。「コスト低下」と聞くとつい真っ先に浮かぶのは「でも、品質はどうなの?」という疑問です。
木本先生に聞いてみると「現在は品質も中国が世界トップだ」とのこと。中国の研究開発の加速はもちろん知っていましたが、何事も「安かろう悪かろう」だという先入観を持ってしまっていたので、意外だったというのが正直なところです。
EV向けバッテリーについても同じで、今や中国は世界トップの地位を築いていますが、品質への懸念は解消してきているようです。
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