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JX金属がインジウムリン基板増産、30年に3倍に拡大する光通信などに対応

JX金属は、光通信の受発光素子などに用いられる「インジウムリン(InP)基板」を増産するため、新たに約200億円を追加投資し、磯原工場(茨城県北茨城市)の生産能力を増強する。2030年にはInP基板の生産能力が2025年に比べ約3倍に増える。

» 2026年02月16日 14時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

InP基板の生産能力、2030年には2025年の約3倍に拡大

 JX金属は2026年2月、光通信の受発光素子などに用いられる「インジウムリン(InP)基板」を増産するため、新たに約200億円を追加投資し、磯原工場(茨城県北茨城市)の生産能力を増強すると発表した。2030年には生産能力が2025年に比べ約3倍に増える。

InP基板の外観[クリックで拡大] 出所:JX金属

 生成AIの進化などにより、データセンターにおけるデータ伝送量や電力消費が急増している。このため、高速かつ大容量のデータ伝送を低電力で行える光通信への移行が加速している。こうした動きは、データセンター間の通信だけでなく、データセンター内のラック間やラック内でデータ伝送する用途にも広がっている。

 こうした光通信を支える材料が、電気信号と光信号を相互に変換できる特性を備えたInPである。次世代の情報通信基盤技術として開発が進む光電融合技術でもInPの採用が見込まれている。

 このような背景からJX金属は、InP基板の生産能力を増強してきた。2025年7月に設備投資を決め、2025年10月には追加の設備投資を決定。今回のさらなる追加投資は、これらに続くものである。新たに追加する生産設備は、2027年度から段階的に稼働する予定だ。

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