JX金属は2026年2月25日開催の取締役会で、株式交換により東邦チタニウムを完全子会社化することを決めた。既存領域における事業の強化やサプライチェーンの安定化、新たな材料開発による新規事業の拡大などが経営統合の狙い。
JX金属は2026年2月25日開催の取締役会で、株式交換により東邦チタニウムを完全子会社化することを決めた。既存領域における事業の強化やサプライチェーンの安定化、新たな材料開発による新規事業の拡大などが経営統合の狙い。今回の契約が東邦チタニウムの臨時株主総会で承認されれば、2026年6月1日に効力が発生する。
JX金属グループは、半導体デバイスや情報通信機器で用いられる銅やレアメタルを原料とする素材を開発、製造している。また、資源開発やリサイクル事業も手掛ける。一方の東邦チタンは、スポンジチタンやインゴッドを中心とした金属チタン事業に加え、チタン精錬における中間原料などを活用した触媒事業、化学品事業などを展開。株式の50.38%はJX金属が保有している。
今後両社が発展していくためには、これまで以上に経営資源を相互に集結させ、意思決定を柔軟かつ迅速に行う体制の構築が不可欠と判断。両社は株式交換による経営統合を行うことで合意した。
例えば、JX金属が強みを持つ半導体用スパッタリングターゲット(チタン)には、東邦チタニウム製の高純度チタンを用いている。また、次世代半導体向けCVD/ALD用塩化物の量産化に向けて、JX金属は東邦チタニウムと協業してきた。こうした協力関係をさらに強めることで、既存事業を強化する。金属チタンのサプライチェーン安定化にもつながるとみている。
さらに、東邦チタニウムが強みとする塩化技術や高純度化技術、粉体制御技術についても、技術交流などをより活発に行う予定である。これにより、グループ全体で半導体用材料など新規材料の開発を加速していく。
なお、東邦チタニウムが手掛ける金属チタン事業については分社化した上で、既存株主であり主要取引先でもある日本製鉄が、資本参画することを検討している。
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