デンカエラストリューションは、リチウムイオンバッテリー(LiB)向けの「セル間断熱材」を開発した。デンカが開発した断熱・延焼防止材「ProfyGuard」とクッション性材料を組み合わせた製品で、熱暴走の連鎖を抑えられる。
デンカエラストリューションは2026年2月、リチウムイオンバッテリー(LiB)向けの「セル間断熱材」を開発したと発表した。デンカが開発した断熱・延焼防止材「ProfyGuard」とクッション性材料を組み合わせた製品で、熱暴走の連鎖を抑えられる。
セル間断熱材は、車載用バッテリーなどでLiBセル間に設置される。これによって、あるセルが熱暴走してもその熱が隣接するセルに伝わるのを抑えることができる。この断熱材としてこれまでは、エアロゲルなどが用いられてきた。
ProfyGuardは、加熱時に発生する化学反応による吸熱効果と、発泡による多孔質化によって熱伝導率を低減し、熱が広がるのを遅らせることができるという。車載用LiBを用いた類焼試験では、厚みが同じエアロゲルと同等以上の性能が得られることを確認した。
ProfyGuardと組み合わせるクッション性材料は、ゴム製品製造技術を応用した製品。充放電や劣化によるセルの膨張/収縮に対し、高い追従性を実現することでバッテリーを保護する。しかも、ProfyGuardの吸熱効果と発泡による多孔質化に最適な配合とした。このため、ProfyGuardの断熱性能が損なわれることなく、隣接するセルへ高温が伝わるのを抑制できるという。
デンカエラストリューションは今後、開発した新型セル間断熱材を「ProfyGuard」シリーズとして製造、販売していく。
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