2026年第1四半期の業績予想は20社中16社が開示している。メモリメーカーのうちSamsung、SK Hynixは非開示だが、Micronは2025年第4四半期比で37%増、キオクシアは同64%増、Sandiskは同52%増と、AI需要によるメモリの価格上昇やデータセンター需要の高まりを理由に、大幅成長を予想している。NVIDIAはAI需要の継続により同14%増を予測する。
一方、膨大なメモリのAI需要によって、他のアプリケーションではメモリ不足が引き起こされている。IntelはPC向けメモリの不足を理由に2025年第4四半期比で11%減を予想するほか、スマートフォン向けメモリの不足からQualcommは0.4%減、MediaTekは3.0%減を予想している。
調査会社のInternational Data Corporation(IDC)は2025年12月に、メモリ不足によって2026年のPC、スマホの出荷台数が減少する可能性があると指摘している。このことからSIは、2026年もAIの強力な成長が続く場合、PCやスマホ市場に依存する半導体企業の2026年の収益は減少する可能性があるとする。
またSIでは、少なくとも2026年前半まではAIの堅調な拡大が続くと見込んでいる。2025年第3四半期、第4四半期の高成長に続き、2026年第1四半期も堅実な成長が見込めることから、2026年は20%以上の成長率が期待できるという。仮にメモリ不足がPC、スマホ市場に影響を与えても、AI市場の急成長や産業、自動車市場の相対的な安定性が、2026年の半導体市場の成長をけん引する見込みだとした。
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