onsemiは、1億〜3億画素という超高解像度のグローバルシャッター搭載イメージセンサーを開発している。ドイツ・ニュルンベルクで開催された組み込み技術の展示会「embedded world 2026」(2026年3月10〜12日)では、1億画素品のデモを公開した。
onsemiは、1億〜3億画素という超高解像度のグローバルシャッター搭載イメージセンサーを開発している。ドイツ・ニュルンベルクで開催された組み込み技術の展示会「embedded world 2026」(2026年3月10〜12日)では、1億画素品のデモを公開した。
onsemiが展示したのは、2.74μmピクセルを採用した1億画素の裏面照射型積層CMOSイメージセンサーだ。具体的な情報は現時点では非公開としているが、展示では「2.74μmピクセルを採用し、最先端の性能を実現。優れたダイナミックレンジ、低読み出しノイズ、高い量子効率が特長」と説明していた。
用途としては、工場の生産工程における最終検査といった産業用途のほか、超高解像度の監視用途などへの活用も見込まれる。会場では、カメラモジュールを動かしながらプリント基板(PCB)を拡大撮影し続けるデモを公開。細かな部品1つ1つが高精細に撮像されている様子が確認できた。説明担当者は「この技術によって検査工程において、基板やウエハー上の極めて細かな部分まで確認ができる。今回の製品は1億画素だが、超高解像度グローバルシャッター搭載センサーは3億画素まで拡張できる」などと説明していた。
今回のembedded worldでonsemiは自動車のゾーンアーキテクチャに向けたソリューション、特にイーサネット規格「10BASE-T1S」およびそれに対応するRCP(リモート制御プロトコル)デバイス「T30HM1TS3600」に焦点を当てた展示を行っていた。
具体的には、各種センサーやライトなどさまざまな機能を車両の形に合わせて配置し、それらを10BASE-T1Sで接続することで、エッジノード構成の簡素化および大幅な配線削減が実現できる点などを強調。説明担当者は「例えばヘッドランプをみると、onsemiが強みを持つドライバー技術と組み合わせることで、データ線2本(ツイストペアケーブル)および電源2本で制御が可能になった。ウィンカーやシーケンシャルウィンカー、デイライト、ハイビームといった各種機能を最小限の配線で実現できる」と説明した。
またRCPベースのドアモジュールと従来型のドアモジュールとの比較デモも別途展示。説明担当者は「ドアモジュールは、窓の開閉機構やミラーなどさまざまな機能を制御する。従来、これらの機能ごとに専用の配線が必要となり電源も含めて多数のケーブルが必要だった。しかし、10BASE-T1Sによって、ツイストペアケーブル1対および電源2本で制御が可能となる」と紹介した。
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