LSIに関する国際学会「2026 Symposium on VLSI Technology and Circuits(VLSIシンポジウム2026)」の論文投稿数/採択数のトレンドを紹介する。投稿数は1041件と過去最多で、うち237件が採択された。日本からは51本が投稿され、うち27本が採択された。日本は採択率が54%と高かった。
LSIに関する国際学会「2026 Symposium on VLSI Technology and Circuits(VLSIシンポジウム2026)」が、2026年6月14〜18日、米国ハワイ州で開催される。VLSIシンポジウム委員会は2026年4月、開催に向けた記者説明会を開催し、学会の概要や投稿/採択論文について説明した。
VLSIシンポジウムはLSI/VLSIに関する最先端の研究成果が毎年報告される国際学会の1つだ。京都とハワイで交互に開催されていて、2026年はハワイ開催となる。
今回の開催テーマは「Advancing the AI Frontier through VLSI Innovation(VLSIイノベーションによるAIフロンティアの前進)」だ。VLSIシンポジウム シンポジウム委員長の遠藤和彦氏は「半導体業界の盛り上がりはAIと密接に関係している。生成AIは生活や仕事を全て大変革しつつあり、さらに今後はフィジカルAIによるさらなるインパクトも予想される。こうした隆盛を支えているのは間違いなくVLSIだ。AIの進展にはVLSIの進展が欠かせない」と述べた。
以前はデバイス技術に関する「Technology」と回路設計に関する「Circuits」の2つのシンポジウムから構成されていたが、現在は両分野を合わせて1つのシンポジウムとしている。遠藤氏はその理由について「現在はTechnologyとCircuitsの相乗効果が生まれていて、両者の中間領域に相当する技術も進展してきている」と説明する。
5日間の会期中、レギュラーセッション(本会議)は6月16〜18日の3日間で行われる。6月14〜15日はワークショップやショートコース、パネルディスカッションなどを実施する。いずれのセッションも現地開催のみだが、一部は後日オンデマンド配信を予定している。
基調講演には「生成AIを支える半導体設計」「先端パッケージ技術」「DRAM技術革新」「装置革新とスマート製造」をテーマに、OpenAI Richard Ho氏、TSMC L.C. Lu氏、Micron Technology Nirmal Ramaswamy氏、東京エレクトロン 三田野好伸氏の4人が登壇する。
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