三菱電機は、第8世代IGBT採用のIGBTモジュールを搭載したPCS(電力変換システム)用3レベルインバーターを試作、この試作機に関する部品リストや設計および性能検証データを無償で提供するサービスを2026年6月25日から始める。
三菱電機は、第8世代IGBT採用のIGBTモジュールを搭載したPCS(電力変換システム)用3レベルインバーターを試作、この試作機に関する部品リストや設計および性能検証データを無償で提供するサービスを2026年6月25日から始めると発表した。ユーザーは3レベルインバーターシステムの開発期間を短縮することが可能となる。
今回開発したのは、主に大容量PCSへ向けた「産業用LV100タイプ1.2kV IGBTモジュール」(定格1200V/1800A)と、中容量から大容量まで幅広いPCSに対応する「産業用NXタイプ1.2kV IGBTモジュール」(定格1200V/1000A)を用いた3レベルインバーターの試作機である。
無償提供されるサービスには、台湾の工業技術研究院(ITRI)との技術提携を通じて得られたインバーターの試験結果を始め、3レベルインバーター方式の装置開発に必要な部品リスト、設計データ、性能検証データなどが含まれる。
太陽光などの再生可能エネルギー発電用PCSを開発するユーザーは、今回のサービス提供により、システムに搭載するパワー半導体モジュールの熱対策や短絡保護、電流バランス、サージ電圧などに関して、実機による評価データやCAEによる性能検証データを無償で利用できる。これにより、これまでユーザー側で行ってきた設計や性能検証に関わる業務の負荷を軽減できるという。
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