今回は、先進運転システムやスマート・シティ向けのIoT技術の他、ベンチャー企業が開発したバッテリ内蔵リュックサックや、スマートフォンに取り付ける赤外線カメラが展示された。別のコーナーでは、RFパワートランジスタを採用した電子レンジや、生ビールの残量をモニタリングするプレートなど、ちょっと変わった開発品も並んだ。
今回は、IoT(モノのインターネット)向けのさまざまな技術を紹介したい。「FTF 2015」では、販促用大型トレーラー「IoT Truck(IoTトラック)」を用意。スマートフォンから住宅のコンセントや照明、空調などを制御する技術や、乳児の健康状態を常時モニターするタグ、無線通信機能を備えた腕時計型の万歩計など、“インターネットの明日”を実現する技術を、トラックの中で展示した。
「FTF 2015」の基調講演では、コネクテッドカーの話題が取り上げられた。先進の安全技術を搭載したクルマの姿をショートムービースタイルで上映するなど、なかなか面白い。その他、GM(General Motors)が開発中の追突回避システムや、「四肢が麻痺(まひ)していても運転可能な自動車」の開発プロジェクトも紹介された。
今回は、「FTF 2015」の基調講演から、感電のおそれのないコンセントと、伝説の元クラッカーの話を紹介する。コンピュータやネットワークなどのセキュリティにおいて、「今後、最も脅威となり続けるものは何か?」と問われた元クラッカー。さて、何と答えたのだろうか。
「FTF(Freescale Technology Forum) 2015」2回目のリポートでは、いよいよキーノートの内容をお届けする。同社の社長兼CEOのGregg Lowe氏が登壇し、IoT(モノのインターネット)に不可欠なデバイスであるセンサーの動向や、手のひらサイズのボードコンピュータについて語った。
Freescale Semiconductorが、米国オースチンで恒例の開発者向けイベント「FTF(Freescale Technology Forum)」を開催した。Freescaleは、NXP Semiconductorに吸収合併されることが決まっており、今回が「最後のFTF」となる可能性も高い。