「CEATEC 2012」における村田製作所の展示テーマは『Smart Community、Smart Personal Network』だ。快適でエコな生活を実現や、スマートフォンやヘルスケア機器などの小型・高機能化に貢献する製品・技術を展示する。
2012年10月2〜6日の5日間、最先端ITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2012(以下、CEATEC 2012)」が開催される。
CEATEC 2012の開催に先立ち、アイティメディアが運営するエレクトロニクス系3メディア、EE Times Japan、EDN Japan、MONOistではCEATEC 2012の特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを多数紹介していく。
本稿では、将来のさらなる省エネ化や快適な生活の実現に向けて電子部品メーカーとしてどのような形で貢献ができるかを訴求する村田製作所の出展内容を紹介する。
>>3メディア合同「CEATEC JAPAN 2012特集」
村田製作所のCEATEC 2012の展示テーマは『Smart Community、Smart Personal Network』だ。ホーム/オフィスにおいて快適でエコな生活を実現する製品・技術や、スマートフォン/タブレットPC/ヘルスケア機器などの小型化、高機能化に貢献する製品・技術を展示する。
出展の見どころとしては、昨年から進化した電動歩行アシストカー、光インタフェース、透明圧電フィルムの応用技術の展示などがある。
電動歩行アシストカーは、おなじみムラタセイサク君の「倒れない技術」を応用した電動アシスト機能付き歩行器で、倒れそうになると車輪に搭載したモーターの動力で支えたり、押して歩く際にアシストしたりといった機能を備える。昨年の展示からバージョンアップし、小回り、坂道走行が可能になっている。
光インタフェースは光学方式のセンシング技術を使って、携帯端末を操作する手のモーションを検知するもので、タブレット端末のタッチパネルに触れずに操作するデモや、手のモーションによってムラタセイサク君を操作するという技術デモを披露する。
圧電特性を持つ透明な有機フィルムとBluetooth通信モジュールを組み合わせて、靴の底に付けた透明圧電フィルムからの情報をスマートフォンに送り、歩き方をモニタリングするデモを行う。
また村田製作所ブースでは「より快適でよりエコな」生活空間をイメージしたSmart Homeに加え、オフィス空間をイメージしたSmart Officeコーナーも設置して、Smart化に向けどう貢献できるかをアピールする。この他、9月25日に発表したばかりの世界最小0201サイズのチップインダクタも展示する。
エレクトロニクス業界では「省エネ・エコ」が強く叫ばれ、「健康・ヘルスケア」分野に対する注目度も上がってきているが、村田製作所では無線技術やセンサ技術を中心に製品とノウハウの応用や組み合わせによって、多様化する顧客の要望に対して最適なソリューションを提供していく構えだ。
CEATEC 2012には、村田製作所が提供できるソリューションを展示することで製品の拡販につなげたいという目的はもちろん、同社の技術と他社の持つ技術の組み合わせによるコラボレーションのパートナー獲得の場としても期待しているという。
会期 | 2012年10月2日(火)〜6日(土) |
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時間 | 10:00〜17:00 |
会場 | 幕張メッセ |
村田製作所 | ブースNo.:8F87 |
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