ソシオネクストの2025年度第3四半期(10月〜12月)業績は、売上高が前年同期比19.2%増の549億円、営業利益は同32.7%減の34億円、純利益は同44.3%減の27億円で、増収減益だった。中国車載向けの新規量産品が順調に増加した一方で、製品原価率の上昇による製品粗利益の悪化によって減益となった。
ソシオネクストは2026年1月30日、2025年度第3四半期(10月〜12月)の決算説明会を行った。2025年度第3四半期の売上高は前年同期比19.2%増の549億円、営業利益は同32.7%減の34億円、純利益は同44.3%減の27億円で、増収減益だった。中国車載向けの新規量産品が順調に増加した一方で、製品原価率の上昇による製品粗利益の悪化によって減益となった。
2025年度第3四半期業績を詳しく見ると、製品売り上げは、前四半期から本格化した中国車載向け新規量産品が順調に増加した他、円安による為替影響(+5億円)もあり、前年同期比93億円増の443億円になった。一方、設計開発段階に顧客から対価として受け取る売り上げである「NRE売り上げ(Non-Recurring Engineering)」は同4億円の減収(うち為替影響が+2億円)だった。この結果、全体の売上高は同88億円増で着地した。
営業利益は、新規量産品の増加によって製品売り上げは増えている一方、新規品は比較的原価率が高いことから、製品粗利益が悪化(−14億円)。また、NRE売り上げ減の影響もあり、前年同期比17億円減となった。
製品粗利益の悪化については、前回決算説明会においてその詳細を説明していた。具体的には、比較的原価率の高い新規品の量産が始まったことによる製品構成の変化および、それに伴う間接為替の影響。さらに、この新規量産品の数量が、原価率の高い量産初期段階で当初予想を上回って増加したうえ、当初予想より原価率改善が遅れたことが原因だとしていた。
今回、同社の最高財務責任者(CFO)である米山優氏は、この製品原価率について「おおむね第2四半期決算説明会での予想に沿った動きになった」と説明。中国車載向け新規量産品は、前工程の歩留まり改善およびテスト工数の削減などを進めていて、原価率改善は進んでいるという。ただし、販売数量が増加することから、同年第4四半期の全体の原価率は第3四半期よりも悪化する見込みだ。同氏は「2026年度についても引き続き、中国車載向け新規量産品の原価改善状況や製品構成などを伸長に見極めていく」とした。
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