村田製作所と東京電波は株式交換契約を締結したと発表した。東京電波は、村田製作所の完全子会社となる。
村田製作所と東京電波は2013年2月13日、村田製作所が東京電波を完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、両社の間で株式交換契約を締結したと発表した。
なお、株式交換の効力発生日(2013年8月1日予定)に先立ち、東京電波の普通株式は、東京証券取引所市場第一部において、同年7月29日付で上場廃止になる予定だという。
村田製作所と東京電波は、水晶デバイス事業に関連し、2009年8月に資本業務提携に関する合意書を、さらに2011年5月には包括提携契約を締結、水晶発振子「HCR」の開発を進めたり、販売協力を行ったりしてきた。
今回の株式交換により、村田製作所は、電子部品の重要な部分である水晶デバイスに関する製品および技術を得ることができ、電子部品のさらなるラインアップ充実を図ることができる。また、東京電波は、村田製作所の生産技術やサプライチェーン、マーケティング力手法などを導入することで、水晶デバイスの開発、生産、販売を強化できることになる。
村田製作所は、本株式交換が同社の連結業績に与える影響については、現時点では確定していないとしている。
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