「Pinoccio」ボードは、サイズが約2.5×5cmと小型である。だが、小さいからといって侮ってはいけない。組み込み無線を搭載したAtmelのマイコン「ATmega256」を搭載し、Arduinoとの互換性も持つ。さらに、アナログ入力ピンを8個とPWMピンを4個、合計で12個のGPIOピンを備えている。
また、温度センサーと、赤・青・緑(RGB)のLEDも搭載している。Spark Coreと同様に、あらゆる標準通信プロトコルをサポートするが、UARTポートを2つと、専用のI2C接続を備えている。さらに、リチウムポリマー電池を搭載し、マイクロUSBケーブルで充電が可能だという。IEEE 802.15.4に準拠した2.4GHz帯無線接続によって、ファームウェアをアップデートすることも可能だ。
Pinoccioは、クラウドファンディングと呼ばれるWebサイト「indiegogo」を利用して資金を調達している。Pinoccioは、オープンソースのハードウェアプロジェクトであることから、Pinoccioを購入したユーザーは、プリント基板CADソフトウェア「EAGLE」のファイルやBOMなどにアクセスすることが可能だ。
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