これからの日本を支える若い世代に、日本の最先端技術を知ってもらいたい――。高度技術社会推進協会(TEPIA)は、東京都港区に、最新技術を紹介する「先端技術館@tepia」をオープンした。「見て、触って、確かめられる」展示を実現している。
日本発の先端技術を“体験”できる展示施設が誕生した。一般財団法人 高度技術社会推進協会(TEPIA)が2014年4月22日にオープンした「先端技術館@tepia」(東京都港区)である。技術の紹介にとどまらず、それらを採用したアプリケーションを見たり、動かしたりできる、体験型の展示を実現している。入場は無料である。
「テクノロジーを体験してほしい」という思いは、随所に表れている。入り口に設置されているのは、オムロンの「顔センシング技術」を搭載したディスプレイだ。ディスプレイに顔が映ると、性別と年齢層を自動で推定する。そのディスプレイを通り過ぎると、高精細の画像を映し出す東芝の4Kディスプレイが目にとまる。
先端技術館@tepiaは、技術を紹介する「テクノロジーショーケース」、未来の暮らしを体験できる「テクノロジースタジオ」、技術を理解するための実験などを行う「テクノロジーラボ」などで構成される。
テクノロジーショーケースでは、
の5つのキーワードに沿って、技術を紹介している。
テクノロジースタジオは、“10年後の未来の暮らし”を提案するゾーンだ。ネットワーク経由で遠隔から操作できる家庭菜園や、身だしなみと一緒に脈拍もチェックできるドレッサーなど、先端技術がうまく日常生活に溶け込んでいる様子を見ることができる。
テクノロジーラボでは、技術の原理を理解できるようなワークショップを通年で開催する。「自分のDNAを取り出してみよう!」「効率の良い風力発電に挑戦!」など、子どもだけでなく大人でも興味がわくようなプログラムが満載だ。
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