摂南大学は、魚のうろこを電解質として利用した燃料電池を展示している。水素の層と酸素の層でうろこをはさんだもの。より環境に優しい燃料電池を開発するため、コラーゲンが主成分であるうろこを使ったところ、低コストで廃棄物が少ない燃料電池が完成した。
パナソニックは、ネットワークを通じて遠隔から栽培環境をコントロールすることができる「ネットワーク型家庭用植物工場」を展示している。約60cm(幅)×約38cm(奥行)×約85cm(高さ)と家庭内にも置ける大きさで、部屋に溶け込むようなデザインになっている。ネットワークに接続することで、専門家に意見を求めたり、さまざまな植物育成を楽しめる「栽培レシピ」をダウンロードしたりすることができ、一味違った家庭菜園を楽しめる。
先端技術館@tepiaでは、自由見学の他、修学旅行や校外学習などの団体来館者向けに、展示のポイントを解説しながら回るツアーも予約制で実施している。
TEPIAの会長を務める村田成二氏は、「先端技術館@tepiaは、これまでにない展示を実現できるように工夫した。理科離れが進んでいる中、日本の将来は最先端技術での勝負がポイントになっている。将来を担う青少年の世代には、こうした技術を身近に感じてほしい。そのような場として先端技術館@tepiaを提供したい」と語った。
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