フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、民生電子機器と車載電子機器向けに、プログラミングが可能なワイヤレス充電ICおよびリファレンスデザインを発表した。新製品はワイヤレス・パワー・コンソーシアム(WPC)のQi仕様に準拠している。
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは2014年9月、民生電子機器と車載電子機器向けに、プログラミングが可能なワイヤレス充電ICおよびリファレンスデザインを発表した。新製品はワイヤレス・パワー・コンソーシアム(WPC)のQi仕様に準拠しており、認証も取得済みである。
車載電子機器向けのワイヤレス充電ICは2種類用意している。「MWCT1001A」は、エントリレベル向けの製品で、マルチコイルのワイヤレス充電送信システムを、高い費用対効果で実現することが可能となる。プレミアムオプションとなる「MWCT1003A」を用いると、近距離無線通信(NFC)や複数の通信規格、CANなどの通信技術を統合することができる。これらのICは、車載向け品質規格「AEC-Q100」に適合している。具体的な実装方法などは「5WTXAUTO」リファレンスデザインで確認することができる。
民生電子機器向けには、ワイヤレス充電IC「MWCT1000」と「WCT-5W1COIL TX」リファレンスデザインを用意した。これらを活用することで、開発期間の短縮と部品コストの節減が可能となる。設計の自由度が高く機能統合を必要とする用途に対しては、ワイヤレス充電IC「MWCT1101」を提供する。
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