NECは、昼夜問わずフルハイビジョンで高感度撮影を行える旋回装置一体型カメラの販売を開始した。公共施設内や災害現場などにおける映像監視の用途に向ける。
NECは2014年12月、昼夜問わずフルハイビジョンで高感度撮影を行える旋回装置一体型カメラの販売を開始した。映像を鮮明にする技術などが組み込まれており、公共施設内や災害現場などにおける映像監視の用途に向ける。
新製品は「NT-S370シリーズ」と「NT-S970シリーズ」の2シリーズ4モデルを用意している。NECの中央研究所が開発した映像鮮明化技術を活用し、より鮮明な映像の撮影を可能とした。220万画素のフルハイビジョンCMOSイメージセンサーを採用するとともに、霧や靄が発生したような悪天候の状況でも、視認性を向上させる「靄低減機能」や、暗所/夜間などの撮影で発生するノイズを最小限に抑える「ノイズ低減機能」などを搭載している。
NT-S370シリーズは、25倍ズームレンズを搭載した製品で、標準的な「NT-S370」と近赤外線撮影が可能なIR-PASS機能を追加した「NT-S370R」がある。NT-S970シリーズは、35倍(エクステンダ付き)望遠レンズを搭載した製品で、標準タイプの「NT-S970」と近赤外線撮影が可能なIR-PASS機能を追加した「NT-S970R」を用意している。
この他、ピント合わせが容易なオートフォーカス機能や0.1倍刻みで倍率を設定できる10倍デジタルズーム機能などを搭載している。出荷はいずれも2015年2月に開始する予定である。
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