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ソニー、新型テレビ用LSIでMediaTekと協業ビジネスニュース 企業動向

ソニーは2015年1月6日、2015年から順次発売する液晶テレビ「ブラビア」に搭載するシステムLSIの開発をMediaTek(メディアテック)と協業で行っていると発表した。

» 2015年01月06日 11時00分 公開
[EE Times Japan]

 ソニーは2015年1月6日、子会社ソニービジュアルプロダクツ(以下、SVP)が2015年から順次発売する液晶テレビ「ブラビア」に搭載するシステムLSIの開発を台湾のMediaTek(メディアテック)と協業で行っていると発表した。

 ソニーは2015年1月6日(米国時間)から開催される「2015 International CES」に出展し、今後発売するブラビアに搭載する新たな商品プラットフォームを発表、展示する。新商品プラットフォームは「テレビの本質的価値である画質の徹底追求と使い勝手の向上を実現するテレビ」をコンセプトに開発。より美しい4Kアップコンバート画質や、4Kネイティブ画質を実現するための「4KプロセッサX1」を搭載するなどし高画質化をさせるとともに、4K全モデルとフルHDの一部のモデルにAndroidを採用し、Android搭載スマートフォンとの連携強化などを図っている。

 MediaTekとの協業は、新商品プラットフォームに搭載する画質アルゴリズムなどを盛り込んだシステムLSIの実装設計部分。ソニーは「MediaTekは、ホームエンタテインメント機器とモバイル機器のクロスプラットフォーム連携に優れていて、この協業により最先端の半導体プラットフォームを活用した次世代テレビの開発サイクルを短縮するとともに、スケールメリットを生かした調達を実現し、コスト競争力を向上させる」としている。

収益向上策の一環

 ソニーは赤字が続く液晶テレビ事業を2014年に分社化するなどし収益改善を急いでいる状況。MediaTekとの協業やAndroidの採用など外部リソースを積極活用した商品開発体制で、商品力強化と収益性向上の同時実現を狙っている。

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