SEMIは、2014年の半導体向けシリコンウエハー出荷面積を発表した。2014年の年間出荷面積は全世界で100億9800万平方インチに達し、過去最高となった。2013年に比べると11%の増加である。
半導体製造装置/材料関連の業界団体であるSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)は2015年2月、2014年の半導体向けシリコンウエハー出荷面積が、前年比11%増加したと発表した。年間出荷面積は全世界で100億9800万平方インチに達し、2010年実績を上回る過去最高の水準となった。販売額は前年比1%増にとどまった。
SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)が2014年末に実施した、シリコンウエハー業界の分析結果を基に、出荷実績をまとめた。これらの数値は、ウエハーメーカーがエンドユーザー(半導体ICメーカーなど)に対して出荷した、バージンテストウエハーを含む鏡面ウエハー、エピウエハー、ノンポリッシュドウエハーを集計したものである。太陽電池用シリコンウエハーは含まれない。
今回発表された2014年の出荷面積は、2013年実績に対して2桁成長となった。さらに、過去最高の出荷面積を記録した2010年の93億7000万平方インチをも上回った。一方、シリコンウエハーの販売額は76億米ドルとなった。2013年の75億米ドルに対して微増である。過去最高の販売額となった2007年に比べると、2014年は37%減となっており、大きな回復までは至っていない。
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