この他、充電機能として最大40Wの電力を供給することができる。最大10WであったMHL 3規格に比べると、スマートフォンやタブレット端末に内蔵された高容量の2次電池を短時間で充電することが可能となる。また、複数のモニターでコンテンツを視聴できるマルチディスプレイ機能などもサポートしている。
MHLコンソーシアムは、新たなリバーシブルsuperMHLコネクタも発表した。32端子で6本の高速データレーンが用意されている。充電用として最大3Aの電流に対応することができる。形状はリバーシブル設計となっており、挿入時にプラグの向きを気にする必要がない。ケーブルタイプは、両側にsuperMHLコネクタを装着したものや、シンク側にsuperMHLコネクタを、ソース側にmicroUSBやUSB Type-Cコネクタを装着した製品などを用意する。
Lattice Semiconductorの子会社であるシリコンイメージは、superMHL/HDMI 2.0ポートプロセッサ「Sil9779」を発表した。次世代ホームシアター機器などの接続用途に向ける。
Sil9779は、superMHL仕様に基づく8K 60フレーム/秒のビデオ解像度をサポートする。Sil9779を搭載したディスプレイ装置は、superMHLを1入力とHDMI2.0を3入力の合計4入力に対応可能だ。セットトップボックス(STB)などソース機器ではsuperMHLを1出力備えることができる。
もちろん、MHL1/2/3仕様との後方互換性を確保しつつ、広色域規格「BT.2020」やHDR、最新オーディオ機能、HDCP2.2などにも対応している。
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