サムスン電子の最新スマートフォン「GALAXY S5」を分解した。プロセッサは8コアの「Exynos 5422」。目立った特徴の1つは、心拍センサー、気圧センサー、湿度センサー、指紋センサーなど、センサーが数多く搭載されていることだ。
Samsung Electronicsは、スペイン バルセロナで2014年2月24〜27日に開催された「Mobile World Congress(MWC 2014)」において、Androidスマートフォンの最新機種「GALAXY S5」を発表した。
UBM TechInsightsは今回、製品分解のWebサイトTeardown.comにおいて、このGALAXY S5の初期バージョンを分解した。その結果、Samsungの自社製プロセッサ「Exynos」の最新版で、8コアアーキテクチャを採用した「Exynos 5422」が搭載されていることが明らかになった。動作周波数は1.6GHzである。Exynos 5422は、前世代の機種「GALAXY S4」で採用されていた「Exynos 4412」を置き換えたもので、ARMコア「Cortex-A15」と「Cortex-A7」をそれぞれ4個ずつ備えている。
GALAXY S5は、Samsungが独自に開発した有機ELディスプレイ「Super AMOLED」を採用、GALAXY S4では5インチだった画面を、5.1インチに拡大している。解像度は、S4と同じく1920×1080画素だ。
GALAXY S5には、新しいセンサーが多数採用されている。具体的には、
などが挙げられる。
GALAXY S5は、コンパクトな筐体にこれらのセンサーを搭載しただけでなく、さまざまな規格に対するサポートも盛り込んだ。Wi-FiでいえばIEEE 802.11a/b/g/n/acや、Wi-Fi Direct、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、USB 3.0などだ。その他、電子コンパスや気圧センサー、湿度センサー、赤外線センサー、近接センサー、ジェスチャセンサー、指紋センサーなども搭載している。
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