採択論文件数を機関別(共著者の場合はファーストオーサーで区別)にも集計している。上位ではimecが9件、IBMが6件、東京大学が4件となった。なお、2014年(ハワイ開催)は2件採択されたSamsung Electronicsが、今回はランク外となった。
投稿/採択論文を分野別にみると、メモリ関連が多く全体の約1/4を占めるという。この他では「Advanced CMOS」や「Beyond CMOS」、「Non-Si(シリコン)」といった分野に関する論文の採択件数が多い。会見では、VLSI Technologyシンポジウムの注目論文として11テーマを挙げた。
特に、22nm世代から2倍の密度を達成したIntelの「14nm SoCプラットフォーム技術」(講演番号はT2-1)、フィラメントをセルの中心部に形成することで高い信頼性を得ることができるパナソニックとimecによる「28nm混載メモリ用途高信頼性ReRAM」(講演番号はT2-2)、信頼性が高く、等価酸化膜厚0.5nmを実現した東京大学の「Geゲートスタック」(講演番号はT2-4)、0.85nmの極薄EOT(等価酸化膜厚)ながら、反転層キャリア密度Ninv=1×1013cm-2で〜300cm2/Vsと、高い長チャネル移動度を達成したIBMの「SiGe-OI PMOS FinFET」(講演番号はT2-3)などの論文は注目度が高いようだ。
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