マイクロチップがマイクレルを8億3900万ドルで買収 : ビジネスニュース M&A
マイクロチップ・テクノロジーは2015年5月7日(米国時間)、マイクレルを買収することで合意した。
Microchip Technologyは2015年5月7日(米国時間)、Micrelを買収することで合意したと発表した。買収金額は1株当たり14米ドル、合計で8億3900万米ドルになる予定だ。
Microchipのプレジデント兼CEOを務めるSteve Sanghi氏は発表の中で、「Micrelのパワーマネジメント向け製品、タイミング製品、通信向け製品、および産業機器、車載、通信分野における確固たる地位は、Microchipがこれらの市場で勝負していくためには大きな強みとなる」と述べている。
Micrelの共同設立者でCEOのRaymond Zinn氏は、「MicrelがMicrochipの一部となることを喜ばしく思っている」と述べた。Zinn氏は、1978年の創設当時からMicrelを率いてきた。
Micrelは、クロック/タイミング製品を手掛けるPhaseLinkを2012年に買収、さらに2013年には同じくタイミング製品を手掛けるDisceraを買収し、タイミング製品事業を強化してきた。San Jose Mercury News によると、Micrelは678人の従業員を抱え、半導体メーカーの売上高ランキングで30位についている。
半導体業界は統廃合が進む、マイクロチップのCEOが言及
Microchip TechnologyのCEOであるSteve Sanghi氏は、「半導体業界の成長は鈍化しており、今後は半導体メーカーの統廃合が進む」と主張した。Microchipの戦略については「マイコンにARMコアを採用することはない」とし、8ビットマイコンのサポートにも注力していくという。
マイクロチップの売上高が減少、背景に中国の成長鈍化
Microchip Technology(マイクロチップ・テクノロジー)は、2014年7〜9月期における売上高の減少要因について、中国経済の鈍化を挙げた。同社は2014年10月に売上高予測を下方修正していて、その影響を受け、複数の半導体チップメーカーの株価が下がっている。
半導体業界は本当に低迷している? ――アナリストの見解とは
Microchip Technology(マイクロチップ・テクノロジー)は、売上高予測を下方修正し、半導体業界の低迷への懸念を示唆した。だが、半導体業界は本当に低迷しているのだろうか。
半導体業界は本当に低迷している? ――アナリストの見解とは
Microchip Technology(マイクロチップ・テクノロジー)は、売上高予測を下方修正し、半導体業界の低迷への懸念を示唆した。だが、半導体業界は本当に低迷しているのだろうか。
中国、半導体業界に100億米ドルの資金を注入
半導体業界の成長促進に力を入れる中国。2015年は100億米ドルを投入するという。このうち70%が、中国国内のチップ生産向上に割り当てられる見込みで、雇用機会も生まれるとの期待もある。
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