ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2015年7月17日、同年7月27日に移転予定の東京都江東区豊洲の新本社に、「社員を元気に!」を目的にした社員食堂を開設すると発表した。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2015年7月17日、同年7月27日に移転予定の東京都江東区豊洲の新本社に、「社員を元気に!」を目的にした社員食堂を開設すると発表した。
ルネサスは、現在、東京都千代田区大手町の日本ビルに本社を置くが、老朽化に伴う同ビルの建て替えなどの理由から本社移転を決定。2015年7月27日から、2014年に完成した豊洲のオフィスビル「豊洲フォレシア」に移転し、業務を開始する予定だ。
ルネサスは同月17日、新本社に社員食堂を設置することを発表。同食堂の運営は、有機食材宅配を手掛ける大地を守る会と、カフェなどを展開するトラベルカフェの2社が担当。2社ともに社員食堂の運営は初めてで、「“日本一野菜のおいしい社内カフェ”をテーマに大地を守る会の契約生産者の国産有機野菜を使った素材の味が楽しめるメニューを提供し、企業の成長の源である社員の健康維持に貢献する」(両社)とする。
社員食堂の開設にあたり、ルネサス常務兼CFO(最高財務責任者)の柴田英利氏は「新オフィスでは、社員が元気になり、より生産性が高まるような快適な環境の構築を目指した。特に、生活の根幹にある食に対して健康面から十分配慮をして、社員の日常生活の充実に貢献したいという思いから、安全でおいしい食材にこだわったメニューを提供する両社に運営をお願いした。明るく開放的な“社内カフェ”が、オフィスに活気を与え、これまで以上に創造的な仕事につながっていくことを期待している」とコメントしている。
経営再建を進めてきたルネサスは、2014年までの数年間、複数回にわたるリストラ策を実施。2015年6月に会長兼CEO(最高経営責任者)に就任した遠藤隆雄氏も自身の就任会見で、ルネサスの社員について「リストラ等々で、モチベーション、アグレッシブさが失われた部分がある」と指摘し、「私が気合いを入れて、楽しく、組織を活性化させることで、打ち破っていきたい」としていた。
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