またAppleは、新型「iPad」として、12.9型の「iPad Pro」と「iPad mini 4」の2機種(いずれも仮称)を発表する予定だ。これらの大画面iPadは、2015年11月に販売を開始するという。
iPad Proは、スタイラスペンや新型キーボードを備え、iOS 9の生産性の向上を実現するとのことから、ビジネスユーザーやクリエイティブな仕事に携わるユーザーをターゲットとしていることが分かる。Appleはこれまで、エンタープライズ事業を構築することに注力してきた。2014年にはIBMとの間で業務提携を結び、さらに2015年8月31日にはCiscoともパートナー契約を締結している。
Gillett氏は、「iPadには、大画面化以上のものを期待したい。大画面にしただけなら、それは残念なことだ。大画面を搭載したタブレット端末ならではの新しい使い方を提案できるなら、それが革新になる」と述べている。
iPhone同様に話題となっているのが、新型「Apple TV」である。新しいApple TVでは、ゲームや、より効率的な操作のために、動きを感知するコントローラが搭載されるといわれている。
一方でGillett氏は、Appleが「HomeKit」や、スマートホーム向けのビジョンについて、あまり動きがないことが気になるという。「この分野については、話せることがまだないのかもしれない」(同氏)。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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